横書き文書の句読点

高等学校の数学科教育における横書き文書の句読点については,さまざまなものが入り混じっている。教員ごとの違いはもちろん,教科書会社によってさえ異なるものがある。これらについて考えたい。また,感性の度合いが大きくなるものの,併せてその他の横書き文書についても思い見る。

先に,日本語は句読点に寛容であり書き手が思うように使えばよいことを申し添えておく。この記事は,私がどのような句読点を選んだかの記録に過ぎない。

生徒への資料配付と QR コードの生成

生徒へ資料(授業プリント)を配るにあたって,かつては紙に刷るほかなかった。 しかし,近年ではGIGAスクール構想による1人1台端末整備により,データで配ることもできるようになった。 ここでは,高等学校数学科教員の立場から,どのような配りかたが生徒にとってよいかを考える。

配付資料の体裁

授業において,追加で資料(授業プリント)を作る・教材を書くということはよく起こる。 その中身については,教員それぞれの考えかたに基づいて力が尽くされているだろう(そうでなければ,そもそも自らで書かずに教科書や市販のもので済ませればよい)。 しかし,その体裁へはあまり思いが馳せられていないのではないかと感じる。

ここでは,高等学校数学科教員の立場から,配付資料(授業プリント)の体裁について考える。高校数学資料を念頭にしているが,他の教科・科目でも同じように考えることができると思っている。